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トムとジェリー

アニメーション作家のジョゼフ・バーベラ氏が死去というニュースを見ました。
”トムとジェリー”は、僕の中では不朽の名作なので、感慨があります。

新しいものの方が、古いものよりも優れているのは普通のことです。技術は進歩するし、先達の仕事を参考にして、後進が新しいものを築くわけなので。

それなのに、古いもの、それも黎明期のものが最高であって、それを越えられないということが稀にあります。例えばバイオリンがそうですね。バイオリンが発明されたころに活躍した、グァルネリやストラディバリの作品が、今だに最高とされているわけです。不思議なことですが。

”トムとジェリー”は、僕にとってはストラディバリ級です。アニメーションの黎明期の作品ですが、これを超えるものは無いと思っているので。

なぜ超えられないかというと、一つには、今はもうこれほど手間が掛けられないのでしょう。作品履歴を見ると2~3ヶ月おきに発表されているのですが、つまり8分ほどの短編作品に、それだけの時間をかけているわけです。いわゆるフルアニメーション(24コマのすべてにちゃんと動きをつける)ですし、少人数(数人?)の本当に実力のある人が、丁寧に描いたのだと思います。とにかく演出にスキが無いので、何度もリテイクしたのでしょう。音楽も毎回、絵に合わせて作曲されていて、そのクオリティがまた激しく高いですから、これもじっくり時間をかけて録音したのでしょう。音楽に合わせて絵を書き直すこともあっただろうと思います。それくらい恐ろしくハマっているので。

当時ですら、コストのかかり方は許容範囲を超えていたようで、途中から”トムとジェリー”も外注されてクオリティがボロボロになっていますし、その数年後にはMGMはアニメーション製作自体を止めてしまいます。

ジョゼフ・バーベラ氏と、相棒のウイリアム・ハンナ氏は、その後自分のスタジオを作って、”フリントストーン”や”チキチキマシン猛レース”などを世に出しましたが、かつてのような作り方はできなくなったようで、リミテッドアニメーションになってしまったし、精緻な動きや演出は見られなくなってしまいました。これらの作品はわざわざ見たいとは思いません。でもトムとジェリーは、今見ても最高に面白いです。5歳の娘にもわかるみたいで、家にあるDVDのうち、最もリクエストされるのは断然、トムとジェリーですね。同じものを数十回は観ていると思いますが。

ジョゼフ・バーベラ氏の冥福を祈りつつ、今晩、何十回目かの”トムとジェリー”を観ようと思うのでした。

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